アルメニア、国境地帯貸与の米提案を拒否
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アルメニアの国会議員は、同国とイランの国境地帯を回廊として貸与するという米国の提案を拒否すると表明しました。
(last modified 2025-07-27T08:16:24+00:00 )
7月 27, 2025 17:00 Asia/Tokyo
  • アルメニア国会のアルマン・ヤグヴィヤン議員
    アルメニア国会のアルマン・ヤグヴィヤン議員

アルメニアの国会議員は、同国とイランの国境地帯を回廊として貸与するという米国の提案を拒否すると表明しました。

【ParsToday西アジア】この回廊は「ザンゲズール回廊」と呼ばれるもので、アゼルバイジャン本土とナヒチェヴァン自治共和国を結ぶことを目的とし、アルメニアとイランの国境に沿う形になっています。この構想については、イランも地域の現状変更につながるとして反対を示しています。

ザンゲズール回廊(赤色の線)

アルメニアの与党「市民契約党」のアルマン・ヤグヴィヤン議員は26日、米国がこのザンゲズール回廊を100年にわたって貸借する提案をしてきたことを明かし、アルメニア政府としてこの提案を「国家主権を損なうもの」として拒否する方針を示しました。

同議員は「アルメニアはあくまで、自国の主権と領土が保持される条件で回廊構想に同意した」と述べました。

今回、ヤグヴィヤン議員は表明した背景には、スペイン紙が「アルメニアがザンゲズール回廊を100年の期間で貸与し、その管理を米国の民間企業が請け負うことでアルメニア、アゼルバイジャン、米国が合意した」と報じたことがあります。

 


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