米NY郊外でアジア人女性に殴打暴行、男を憎悪犯罪で起訴 
(last modified Tue, 15 Mar 2022 09:22:13 GMT )
3月 15, 2022 18:22 Asia/Tokyo

米ニューヨーク市郊外のヨンカーズ市内で、帰宅中のアジア人女性が暴行を受けた事件で、容疑者が憎悪犯罪で起訴されました。

米CNNによりますと、ニューヨーク市郊外のヨンカーズ市内で帰宅中のアジア人女性が突然、男に100回以上殴られて踏みつけられる暴行を受け、病院へ搬送されました。

地元警察の14日月曜の発表では、被害者は67歳の女性で、現地時間の今月11日午後6時ごろ、自宅アパートの前でタンメル・エスコ容疑者(42)とすれ違い、差別的な言葉を投げ付けられました。

女性が無視してアパートの建物に入り、ロビーへの入り口を通過しようとしたところで、エスコ容疑者は背後からこの女性に迫り、頭を殴りました。

警察が公開した防犯カメラの映像から、同容疑者は床に倒れた女性の頭や顔を125回以上殴り、足で7回踏みつけてつばを吐きかけた様子が明らかになっています。

エスコ容疑者は、通報を受けて駆け付けた警官によりアパートの前で発見され、逮捕されました。

被害者の女性は複数の打撲傷や裂傷に加えて顔の骨を折り、脳に出血がみられるものの、容体は安定しているということです。

エスコ容疑者は憎悪犯罪としての殺人未遂と暴行の罪で起訴されています。

米国では、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が始まってから、多くのアジア系市民らが暴言や暴力の被害を受けています。

アジア・太平洋諸島系米国人・AAPIに対する差別の実態を調査するNPO「ストップ・AAPI・ヘイト」の統計では、2020年3月19日から昨年末までに報告されたこの種の被害は1万905件に上っています。

 


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