国連、「ウクライナからの避難民が500万人を超過」
4月 16, 2022 15:28 Asia/Tokyo
国連が、ウクライナからの避難民が500万人を超過したことを明らかにしました。
フランス通信が16日土曜、報じたところによりますと、国連が15日金曜に公表した統計から、ロシアがウクライナでの特殊軍事作戦を開始して以来、同国外に避難した人が500万人を上回ったことが明らかになっています。
UNHCR国連難民高等弁務官事務所によりますと、2月24日のロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦開始以来、同国外に逃れ難民となったウクライナ人は479万6245人となったということです。
またIOM国際移住機関は、ウクライナに居住していた外国人約21万5000人も近隣諸国に逃れたことを明らかにしています。
IOMの発表では、ウクライナ難民のうち全体の6割に近い270万人以上がポーランドに、72万5000人以上がルーマニアに逃れ、さらに710万人が国内避難民となったと推定されています。
これまでの動向から、難民化のペースは、欧州で第2次世界大戦以降に起きたものとしては最悪とされています。
なお、侵攻前のウクライナの人口は、2014年にロシアに併合されたクリミア半島と親ロシア派が支配する東部を除くと3700万人だったということです。
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