米原子力空母の相次ぐ乗員自殺で、海軍が捜査開始
4月 23, 2022 19:28 Asia/Tokyo
米海軍が、空母上の司令部の風土や文化について捜査を開始したことを明らかにしました。
米CNNによりますと、 これは過去12カ月で同一の空母に乗艦する水兵7人が相次ぎ死亡したことを受けての措置で、このうち4人は自殺とみられています。
各死亡例の間に何らかの関係があるのかどうかについても調べるということですが、捜査開始に先駆け、今月に入ってからは1週間に3人が自殺とみられる死因で死亡してもいます。
この3人が乗艦していた原子力空母「ジョージ・ワシントン」は現在、米バージニア州ニューポートニューズで今後の作戦に備えた核燃料の交換や整備点検を行っています。過去12カ月で死亡した同艦の乗員は7人に上っています。
今月の3人を含む直近の4人の死因については、自殺であることが確認もしくは明白とされています。
昨年5月と10月の2つの死亡例は、自殺ではないと断定されていますが、同年7月に死亡した別の水兵1人は、死因が確定していないということです。
CNNは先日、海軍が直近の水兵3人の死亡について捜査していると報じていました。このうち2人は今月9日から10日にかけ、基地の外で死亡しているのが見つかりました。残る1人は15日にジョージ・ワシントンの艦内で意識を失った状態で発見され、その後病院で死亡しました。
軍報道官はこの3人について、自殺により死亡したとみられるが、最終的な死因は依然として捜査中だとしています。
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