4月 30, 2022 19:02 Asia/Tokyo

中国国営新華社通信は30日土曜、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が米国とNATO北大西洋条約機構に対し、ウクライナへの兵器供与を停止するよう要求した、と報じました。

新華社通信によりますと、ラブロフ氏は「特別軍事作戦は計画に厳密に従って進行している」とし、さらに「米国とNATOがウクライナ危機の解決に本気で関心があるのなら、まずは目を覚まして、ウクライナへの兵器・弾薬の供給を止めるべきだ」と述べたということです。

ロシア大統領府はこれまでに、欧米諸国によるウクライナへの兵器供与について、欧州の安全保障に対する脅威と呼んだこともあります。

ラブロフ氏によりますと、制裁下にあるロシアは技術的な独立性を高めつつ、米ドルからの脱却と輸入に対する依存度の引き下げに注力する意向だということです。

ロシア政府は数年前から「脱米ドル」政策を進めており、中国やインドなどのパートナー国に米ドル以外の通貨での支払いを呼び掛けています。

 


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