中露が米ドル脱却の動き
6月 01, 2022 20:15 Asia/Tokyo
中国とロシアは、自国の貿易取引から米ドルを排除する動きを顕著に見せています。
ファールス通信によりますと、中国とロシアは自国の貿易取引からドルを最大限排除する政策を続けており、この3カ月で両国間のルーブル・人民元による取引は10倍以上に増加しました。
統計によると、今年1月から3月までの間に中露両国は40億ドル相当の取引を自国通貨で行いました。5月だけでも39億ドル相当の人民元による取引がロシアの外貨市場でなされ、ロシアによるウクライナ攻撃前の2月と比較して12倍に達しました。
こうした中、ドルに対するルーブルの価値は過去5年で最も高い水準に達しています。
一方、ロシア市場におけるルーブル・ドルの取引は過去10年で最低水準に達しており、今年3月から5月の間でルーブルの価値はドルに対して118%上昇しました。