米の複数の空港で、旅客数千人が足止め
6月 19, 2022 15:15 Asia/Tokyo
アメリカ運輸省が、燃料値上げによる航空会社のトラブルにより、同国内空港で数千人の旅客が足止めされていることを明らかにしました。
こうした中、アメリカ・エネルギー省も「原油の国際価格の上昇にともない、アメリカ国内でもガソリンが値上がりしており、史上最高値となった。現在、米国内でのガソリンは1ガロン(3.8リットル)あたり5ドルを突破して、更なる燃費インフレに拍車をかけている」としています。
バイデン現米大統領はウクライナ戦争勃発と同時に、歴史に残るインフレや物価高騰を理由として、国内で大きな圧力にさらされており、これは常にこの経済危機の各側面に追加されています。
IRIB通信によりますと、アメリカ運輸省は「航空会社の多くが新型コロナウイルスの大流行や経済不況、燃料の値上がりを理由に自社職員の業務を減らしている。このため客室乗務員数が不足し、1日に数千便が定刻より遅延する事態となっている」と発表しました。
この問題により、米国内の航空会社はここ数年、収益があがらなくなっています。
一方で、ハリケーンの多いシーズンが近づいていることから、各航空会社は正確なフライト日程が組めなくなっています。
アメリカ運輸省の発表によりますと、今後数週間で状況は改善される見込みはありません。
旅行・移動の需要は増加しており、専門家らはフライトの欠航や遅延、旅客の足止めといったトラブルはまだ続くだろう、と見ています。
こうした状況はアメリカのみならず、ヨーロッパにも生じ、しかも悪化すると予想されています。
さらに19日日曜には、2000便が遅延したほか、300便が欠航となりました。