中国のムスリム居住区で、断食が制限
6月 08, 2016 19:00 Asia/Tokyo
中国当局が、新疆ウイグル自治区に住むイスラム教徒の住民や政府職員、学生、生徒に対して、ラマザーン月の断食を禁止すると発表しました。
プレスTVによりますと、中国政府はイスラム教徒に対して、宗教活動を行ってはならないとしました。
この中ではさらに、ラマザーン月に飲食店は閉店してはならないとされています。
中国北西部新疆ウイグル自治区の中心都市ウルムチの教育育成局のウェブサイトも、ラマザーン月の断食制限に関する指示を出し、宗教活動を行うための生徒や教師のモスクの出入りを禁じると発表しました。
中国国外に本部を置く中国ムスリム国際議会は、この制限行使を非難し、「中国政府はウイグル人のイスラム信仰が中央政府の統治にとっての脅威だと考えている」としています。
数年前から、中国政府は、新疆ウイグル自治区でのラマザーン月の断食を禁じています。
これらの制限は人権活動家のグループの大規模な非難に直面しています。