12月 18, 2018 00:30 Asia/Tokyo
  • 唯一の神
    唯一の神

Q: ”唯一の神”以外に神はいないということを、私たちはどこから知ることが出来ますか?

A: 神が唯一であることの、最も良い証は世界を支配する驚くべき調和と秩序です。

もし、唯一なる神以外の神が存在するならば、この調和と秩序は実現しなかったはずです。神はコーランの中でこう仰います。

 

لَوْ کَانَ فِیهِمَا آلِهَةٌ إِلَّا اللَّهُ لَفَسَدَتَا فَسُبْحَانَ اللَّهِ رَبِّ الْعَرْشِ عَمَّا یَصِفُونَ

 

第21章 預言者章(アル・アンビヤーゥ)22節

22.もし、その(天地の)間にアッラー以外の神々があったならば、それらはきっと混乱したであろう。それで玉座の主、かれらが唱えるものの上に(高くいます)アッラーを讃えなさい。

 

 

イランのシーア派最高権威の一人であるアーヤトッラー マカーレム シーラーズィー師は、彼の著作のひとつ“クルアーン解釈(タフスィール)”の中で、この節に関し次のように記しています。

 

 「もし、われわれが1冊の本を少し研究・調査するならば、それを執筆した筆者が一人であるのか複数であるのか簡単に知ることが出来る。

 もし筆者が一人であるならば、その本の表現・文体、文章、様々な解釈・説明、隠喩、指摘、言及、タイトル、見出し、また議論における始め方と締めくくり方などの中に調和と独自の統一性を見出すだろう。

その著者が一つの考え・筆を持つからこそ、その全ての部分は完全に調和している。

 

 

 しかし一方で2人または複数の人が執筆したのであればどうであろうか?全員がいかに精神的に近しい同僚、また親密な学者たちであったとしても、それぞれが執筆のある部分を担当するのであるから、文体・表現、文語、議論方法の深い部分で、2人または複数の存在が明らかになるであろう。

 

 この本が大きければ大きいほど、詳細であればあるほど、またより多くのテーマについて執筆されればされるほど、私たちはその不調和をより早く感じとることが出来る。

 私たち自身はもちろん、その文体やページの隅々に隠された“万有の存在”にその法が適用される。“かれ(神)の創造“という書物がいかに偉大なものであるのか?と、私たちがこの驚異の書物を紐解くとき、説明することが不可能なほどの高度な秩序、調和をそのページ、行間、単語に見出すだろう。

 

 もしこの世界とそこに見られる秩序の出現に、複数の創造者が関わっていたとするならば、この世界に見られる調和を見出すことは不可能だったはずである。」

 

 世界が調和の中に創造・運営されている。ということは、つまり“唯一なる神“の存在以外は有り得ないのである。

 

聖預言者ムハンマド(SAW)の数あるドゥアー(祈願)の中のひとつには、こうあります。「あなたは以外には、創造主もいかなる糧を供給するお方もおられない。」

 

 また、もしほかの神が存在していたとするならば、なぜその神はいまだ、自身を紹介するための預言者を遣わさないのであろうか?

 

 ムスリム(イスラム教徒)が崇拝する唯一神は、御自身を私たちに知らせ導こうと12万4千人の預言者を、人類に遣わされました。

 ほかにも神があるのなら、なぜたった一人の預言者をすら遣わされないのでしょう?

 

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