「祈り(祈祷)」は一種の宗教的行為や神への服従、神の僕たることであり、それを通して人間は神の本質に新たな注意を向けることになります。あらゆる宗教的行為が教育上の効果を持つのと同様に、「祈り」にもそのような効果があります。
神が遣わした預言者たちは様々な困難を抱えていましたが、全体で見れば、人間をより高みに導くうえで大きな役割を果たしました。
人類はその歴史上、常に自らの必要を満たすべく努力してきました。それは、人間が生まれつき何かを必要とする生き物だからです。しかし、それには必要なものを見誤ったり、必要に対して間違った回答を選んだりする危険性も付きまといます。
イランのコルアーン解釈学者であるモハンマドアリー・アンサーリー氏は、「この世での人間の命が永遠でないのは、神の流儀だ」と語ります。
今回は前回に引き続き、マルヤムとイーサーの物語をご紹介しましょう。
イスラム教の聖典・コーランは、神が預言者ムハンマドに授けた偉大な奇跡です。
西側諸国は現在、表現の自由を道具にしてイスラム教とイスラム教徒を否定する大規模なプロパガンダを行っています。しかしその一方、コーランを深く知ることでイスラム教に改宗する人の数は、日毎に増加しています。
イスラムの聖典コーランは導きの書であり、その内容は、全人類に向けた呼びかけです。
おお、神よ。この日私の断食をあなたとその預言者がご満足するように受け入れてください。
今回は、コーラン第97章アル・ガドル章みいつについてお話しましょう。