8月 30, 2016 22:46 Asia/Tokyo
  • アメリカ高官、サウジの9.11関与を強調

アメリカの元外務省関係者が、ブッシュ前大統領が、2001年の同時多発テロへのサウジアラビアの関与を隠蔽したことを明らかにしました。

アルアーラムチャンネルによりますと、パウエル国務長官時代の外務省関係者は、インタビューの中で、「ブッシュ政権は、同時多発テロへのサウジアラビアの役割に関して語ることを許さず、当時のチェイニー副大統領も、常に、この攻撃でのサウジの役割について触れない必要性を強調していた」と述べました。

また、「9.11に関する議会の28ページの報告は、サウジがこの攻撃に関与していたことを示す最良の文書だ。この報告書に名前の挙がっているサウジの関係者はサウジの情報機関の職員で、アルカイダとつながりを有していた可能性が高い。このため、サウジの治安機関は彼らの存在を知らないはずがない」としました。

彼はまた、「チェイニー元副大統領は9.11へのサウジの関与から人々の注目を逸らし、アメリカの情報機関に示されていた有力な証拠を覆い隠した」としました。

さらに、彼とパウエル氏は、アルカイダとイラク政府の関係を強調するよう常に圧力をかけられていた。捕虜の拷問も、この両者の関係についての情報を引き出すために行われていた」としました。

また、「サウジがあらかじめ9.11の攻撃を知っていたかということについて、アメリカの情報機関による正式な調査は行われなかった。サウジとタクフィール主義者、とくにアルカイダとの関係に関する調査も行われなかった」としました。

タグ