豪東部で洪水被害、シドニーでは避難命令
7月 05, 2022 20:59 Asia/Tokyo
オーストラリア東部では週末から豪雨に見舞われ、シドニー周辺では洪水のため5万人に対して避難命令が出されました。
CNNによりますと、シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州の東部は4日月曜の時点で、48時間の雨量が500ミリを超えました。
気象当局者によると、一部地域では雨量が7月全体の平均降水量を上回っているということです。
また、シドニー西郊のワラガンバ・ダムは3日午前2時からあふれ始め、一時はシドニー湾の海水と同じ量の水が流出しました。 シドニー周辺では、5日時点でおよそ5万人に対して避難命令が出されたと伝えられています。避難対象は4日時点では3万人でした。
気象局によると、沿岸の気圧の谷が北上するに伴いシドニーでは5日から雨は弱まる見通しですが、ほとんどの河川の流域では今回の大雨の前から既に水位が上昇しており洪水のリスクは週を通じて続く可能性があるということです。
また、ロイター通信によりますと、豪政府のチャルマース財務相は洪水による経済的影響は「相当なものになる」と警告しました。
一部の食料生産地域が浸水したとみられ、供給が打撃を受けて価格を押し上げ、既に野菜や果物の価格高騰に直面している家計を一段と圧迫する見込みだと述べました。
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