中国国産旅客機C919のテスト飛行が完了
7月 25, 2022 18:17 Asia/Tokyo
中国の航空機メーカー・中国商用飛機は、同社が開発する大型旅客機・C919の試験機6機のテスト飛行が完了したと発表しました。
中国・新華社通信によりますと、テスト飛行は24日に行われました。
C919はすでに中国東方航空が5機発注しており、来月に納品予定です。
C919は、中国が国際民間航空条約に基づき自主開発した大型ジェット機であり、2015年11月に最終組み立てを終え、17年5月に初飛行に成功しました。座席数168、標準航続距離は4075キロ、最大5555キロで、ボーイング737MAXやエアバスA320neoに対抗するため設計されました。
安全認証に関しても、EASA・欧州航空安全機関が、CAAC・中国民用航空局による認証で代用することで合意しています。
中国商用飛機によると、C919は現時点で28社から計815機を受注しているといい、ボーイングとエアバスの独占状態を崩すことが期待されています。