外務省高官、「北朝鮮との核協議を歓迎」
9月 07, 2022 21:10 Asia/Tokyo
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外務省の船越健裕アジア大洋州局長
外務省の船越健裕アジア大洋州局長が、北朝鮮への対応をめぐる日米韓局長級協議を前に、「北朝鮮の核協議への参加はいつでも歓迎である」と主張しました。
日米韓は、自らが引き起こした地域的緊張増大を受けて協力関係を強化しようとしており、その口実に北朝鮮の行動を持ち出しています。またアメリカは、北朝鮮がロシアに武器を売却しているという主張も行っています。
7日に都内で開かれた局長級協議は、先週ハワイで開催された日米韓の安全保障担当者会議に続いて開催されました。この会議は、過去 2 か月の三者間会談の延長として、北朝鮮が2017年以来となる核実験を行う可能性を受けて行われました。
韓国はハワイでの会談後、「我々3カ国は、北朝鮮が核実験を行う場合には、北朝鮮に対して断固とした厳しい対応を示すことで合意した」と表明しています。
ロイター通信によると、日本の船越アジア大洋州局長は記者団に対し、「北朝鮮は、核・ミサイル活動を継続あるいは加速させている」と述べ、同国が挑発行動や核実験を行う可能性はあるものの、並行して協議する用意もあるとしました。
北朝鮮の指導者である金正恩氏は、今年4月26日に行われた朝鮮人民革命軍創設90年の大パレードにおいて、自国の核兵器開発加速について明らかにする一方、「軍事力の増強は自衛のためであり、他国を脅すためはない」と、再度強調しています。
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