日本海上保安庁、「北朝鮮が弾道ミサイル発射」
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北朝鮮が弾道ミサイル発射
ハリス米副大統領の韓国訪問を控え、北朝鮮が28日水曜、弾道ミサイルと思われる飛翔体を発射した模様です。
日本の報道各社によりますと、日本の防衛省は「28日午後に北朝鮮が発射した弾道ミサイルの可能性があるものは既に落下したとみられる。これまでに被害の情報は入っていない」としました。
海上保安庁巡視船は、周辺船舶に対し、ミサイルの破片を見つけた場合は近づかず直ちに当局に連絡するよう呼びかけています。
このように朝鮮半島地域で緊張が高まっている中、カマラ・ハリス米副大統領が、韓国への訪問中に南北朝鮮間のDMZ非武装地帯を訪問する予定です。
韓国ヨンハプ通信によりますと、現在ハリス副大統領は安倍元首相の国葬に参列するため日本を訪問しており、今月29日に韓国を訪問することになっています。
ハリス氏は4日間で日本と韓国を訪問することになっており、経済・安全保障面で米国とアジア同盟国間の結びつきを強化する狙いがあるとみられています。
米国の挑発行為が地域の緊迫化の原因であると考えている北朝鮮は、韓国との合同軍事訓練参加目的で米国の空母USSロナルド・レーガンが韓国に入港した後に、短距離弾道ミサイルを発射しました。
なお、韓国と米国の海軍は26日月曜、朝鮮半島東の日本海(韓国側名称;東海)で米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」などが参加する合同演習を開始しており、これは今月29日まで行われる予定です。
北朝鮮はこれまでに何度も、「地域でのアメリカおよび、米に追従する国々の挑発行為により、わが国は防衛力を強化している」と表明しています。
しかし、アメリカは軍事駐留や合同演習などの挑発行動を続ける一方で、北朝鮮に厳しい制裁を行使しています。