北朝鮮が14日午後にも海上緩衝区域に砲兵射撃を実施
(last modified Sat, 15 Oct 2022 05:54:19 GMT )
10月 15, 2022 14:54 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮が14日午後にも海上緩衝区域に砲兵射撃を実施(アーカイブ写真)
    北朝鮮が14日午後にも海上緩衝区域に砲兵射撃を実施(アーカイブ写真)

北朝鮮が14日金曜未明に続き、同日午後にも朝鮮半島の東西の黄海・東海に設けられた緩衝区域に砲兵射撃を実施しました。

韓国・ヨンハプ通信が、韓国軍合同参謀本部の発表として報じたところによりますと、北朝鮮は現地時間の14日午後5時ごろから6時半ごろにかけて、朝鮮半島東の日本海(韓国側名称;東海)に約90発、午後5時20分ごろから7時ごろにかけて黄海に計約300発、合わせて約390発の砲兵射撃を実施した模様です。

着弾地点は2018年9月に結んだ南北軍事合意によって設定された海上の緩衝区域で、韓国領海への着弾は確認されていないということです。

韓国軍は北朝鮮側に対しこれらの砲兵射撃が南北軍事合意違反であるとし、直ちに挑発を中止するよう警告通信を複数回実施しました。

合同参謀本部は「北の相次ぐ挑発は朝鮮半島だけでなく、国際社会の平和と安定を損なう行為であり、厳重に警告するとともに即刻中止を強く求める」と表明しています。

北朝鮮の砲撃に、北朝鮮に近い黄海の延坪島の住民に緊張が走った。海洋警察は付近の海上で操業中だった漁船約130隻を避難させた。軍は韓米の緊密な連携の下、関連動向を追跡・監視し、対応態勢を強化しています。

北朝鮮は最近、ミサイル発射を頻繁に行うとともに、特に地域へのアメリカ軍の駐留や日韓との合同軍事演習などを、地域の平和と安定を乱すものだとし、アメリカの敵対が続く限り自らの核・ミサイル開発を続行すると表明しています。

 


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