台湾が、中国との戦争開始を示唆
10月 15, 2022 20:51 Asia/Tokyo
中国が台湾問題を平和的な手段で解決したいと繰り返し強調している中で、台湾の呉釗燮(ジョセフ・ウー)外相は、「予想される中国の攻撃に対し、台湾は準備ができている」と語りました。
呉外相はフランス 24とのインタビューで、「ウクライナへロシアが攻撃した後、台湾も同様の懸念に直面している。なぜなら、中国が台湾を自国の領土と見なしているからだ」と述べました。
中国の習近平国家主席は、台湾への威嚇を強め、台湾周辺で演習を行うよう絶えず命令を出しています。
呉外相は、「このようなシナリオの発生を防ぐため、台湾政府は自衛しようと他国から軍事装備を調達するよう努めている」と説明しました。
そして、台湾の人々が中国支配下での暮らしを望んでいないという意図で、「台湾は自足した民主主義である」と主張しました。
中国と台湾の間の緊張は、昨年8月にアメリカのナンシー・ペロシ下院議長が行った台湾訪問と、それに続く中国軍の大規模演習実施によって、エスカレートしました。この訪問の直後、中国はアメリカ大使を呼び出して、同国政府の干渉的な行為に対する抗議を伝えています。
中国は、「一つの中国」の原則に基づき台湾を不可分な自国領土の一部と見なしています。しかしアメリカ政府、特に現政権は、近年の中国からの抗議にもかかわらず、台湾への武器販売を増加させ、同地域の分離主義勢力をさらに支援しているのです。
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