中国の7~9月期GDP、予想上回り3.9%増
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 中国国家統計局が24日、予定より遅れて7~9月期の経済指標を発表し、GDP国内総生産が前年同期比で3.9%増と、予想を上回ったことを明らかにしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 24, 2022 20:18 Asia/Tokyo
  • 中国の7~9月期GDP、予想上回り3.9%増
    中国の7~9月期GDP、予想上回り3.9%増

 中国国家統計局が24日、予定より遅れて7~9月期の経済指標を発表し、GDP国内総生産が前年同期比で3.9%増と、予想を上回ったことを明らかにしました。

米CNNによりますと、GDPの市場予想は3.4%とされていました。

中国の4~6月期のGDPは、厳しいゼロコロナ政策の影響で、前年同期比0.4%にとどまっており、政府は年間の実質成長率として5.5%の目標を掲げていますが、達成は困難とみられています。

7~9月期GDPなど経済指標の発表は当初、共産党大会開催中の18日に予定されていましたが、前日に突然延期されました。同大会では、習近平国家主席の3期目党代表続投が確定し、22日に閉幕しました。

大会で新たに選出された党指導部のメンバーからは、金融改革や市場開放への支持で知られる李克強首相、劉鶴副首相、中国人民銀行の易綱総裁らが外されていました。

中国への投資家心理を示す主要指標とされる香港のハンセン指数は24日午前、前週末比4.6%安まで落ち込んでいます。日本経済新聞の指摘によれば、地方政府のインフラ投資が伸びたものの、新型コロナウイルス対策の移動制限が経済活動を妨げているということです。

一方、ロイター通信は来年の中国経済について、「新型コロナウイルスのための厳しい制限、深刻な住宅危機、世界的な景気後退などが、経済強化のための政府の取り組みに立ちはだかるだろう」と主張しています。

また続けて、「最近の調査によれば、中国の経済成長率は2022年に3.2%に後退し、当初予測の5.5%を大幅に下回ってこの半世紀近くで最悪の値になると見られている」としました。

しかし同時に、「中央銀行に当たる中国人民銀行は、自国経済を復活させるための取り組みを行い、9月の新規銀行融資が前月と比べてほぼ倍増した」と加えました。

 


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