韓国・ソウルのハロウィーン行事で群集事故、犠牲者にはイラン人も
10月 30, 2022 14:10 Asia/Tokyo
韓国・ソウルの繁華街でハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒し、これまでに151人が死亡、82人が負傷しました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、現地時間の29日午後10時15分ごろから、梨泰院の中心にあるハミルトンホテルに近い、下り坂がある幅4メートルほどの路地に大勢の人が押し寄せたことから人が倒れて下敷きになる事故が発生しました。
韓国消防当局は、30日午前6時現在で、この事故により151人が死亡し、82人が負傷したと発表しています。
また、「犠牲者の多くは10代と20代の若者で、中国人やノルウェー人、イラン人、ウズベキスタン人など19人の外国人が含まれる」と説明しています。
一方、在ソウル日本大使館によりますと、現地時間30日日曜午前8時の時点では、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないということです。
この事故を受け、ユン・ソクヨル韓国大統領は30日午前に緊急談話を発表した後、事故現場を訪れたとともに、「国家哀悼期間」を設ける方針を明らかにしました。
さらにパク・ジン韓国外相は30日日曜午前、緊急状況点検対策会議を開き、事故の死傷者に外国人が含まれていることを受け、当該国の在韓大使館に関連情報を伝えるなど必要な措置を取るよう指示しています。なお、米国など主要国の首脳らは29日、哀悼の意を表すとともに、支援の意向を表明しました。