米が韓国との合同訓練で爆撃機飛行させ、緊張を扇動
11月 19, 2022 20:39 Asia/Tokyo
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米が韓国との合同訓練で爆撃機飛行させ
韓国軍が、朝鮮半島において同国と米が米爆撃機も加えた合同空軍訓練を実施したと発表しました。
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は、18日金曜に同国で大陸間弾道ミサイル発射実験が行われた際、米国とその同盟国に向けたかたちで、「敵が威嚇を続けるならば、核には核で応える」と警告していました。
ファールス通信によりますと、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを日本海に向けて発射した翌日の19日土曜、アメリカと韓国は朝鮮半島において、米軍の戦略爆撃機・B1Bが参加しての合同空軍訓練を実施しました。
韓国軍の統合参謀本部は同日、自国とアメリカが北朝鮮の軍事行動を監視するために緊密に協力していくとしながら、超音速爆撃機であるB1Bが韓国軍と米軍のF-35やF-16といった戦闘機とともに韓国上空を飛行したことを明らかにしました。
北朝鮮が18日に発射した大陸間弾道ミサイル「火星17」は、複数の弾頭搭載が可能であり、射程は1万5000kmでアメリカ全土を標的にすることもできるとされています。
北朝鮮によるこの大陸間弾道ミサイル発射には、米政府関係者も反応を見せています。米ホワイトハウスのエイドリアン・ワトソン国家安保会議報道官はミサイル発射後に、「我々は、自身と同盟諸国の安全確保に向けて必要な措置を取るだろう」と述べました。
北朝鮮は、韓国とアメリカによる朝鮮半島での共同軍事訓練実施に合わせて、自国のミサイル実験回数を増加させています。
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