中ロ空軍、アジア太平洋で合同軍事演習
12月 01, 2022 17:34 Asia/Tokyo
ロシア国防省が、中国空軍とアジア太平洋地域で合同軍事演習を実施したと発表しました。
フランス通信によりますと、ロシア国防省が30日水曜に発表した声明では、ロシアの爆撃機TU95と中国の爆撃機「轟炸6(H6)」が日本海や東シナ海を8時間にわたって飛行した、とされています。
ロシア国防省はまた、「空域警備の歴史上初めて、ロシア機が中華人民共和国に着陸し、中国機がロシア連邦の領土に着陸した」と説明しました。
その一方で、今回の演習は「国際法を厳格に順守」しており「第三国に向けられたものではない」と強調しています。
ウクライナでの特殊軍事作戦を開始して以降、プーチン・ロシア大統領は、アジア諸国、特に中国との関係強化に努めています。
一方、韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国軍合同参謀本部は30日、「中国の軍用機2機とロシアの軍用機6機が南部と東部の韓国防空識別圏KADIZに進入した後、KADIZを出た。領空侵犯はなかった」と表明しました。
なお、韓国軍は中国とロシアの軍用機がKADIZに進入する前から戦闘機を投入し、偶発的な状況に備えた戦術措置を講じました。