1月 08, 2023 20:45 Asia/Tokyo

中国が、同国でのコロナ関連政策への批判を禁止しました。       

昨年11月末、中国政府は、同国のゼロコロナ政策および厳重なロックダウンや隔離措置に国民が抗議したことを受け、一部コロナ制限を大幅緩和、あるいは解除しました。

その時期以来、中国の一部地域では新規コロナ感染者が急増しています。

中国のメディアは、同国でのコロナ感染による正確な死亡者数を発表していませんが、各病院の装備化、コロナワクチンなどの医薬品や人工呼吸器の製造増加に関する同国のメディアの報道からは、同国内でコロナが大流行していることが判明しています。

AP通信によりますと、中国は、ソーシャルメディアで政府のコロナ対策を批判する人々のアカウントを凍結、禁止しています。

中国の人気あるソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」は、これまでに、専門家、科学者、医療スタッフへの攻撃を含む1万2854件の違反が審理され、批判的なソーシャルメディアのアカウント1120件が凍結されている、としています。

こうした中、中国外務省の毛寧報道官は、中国がコロナウイルスに関して提供する情報は透明性を不足しているとするアメリカの疑惑を受け、「当事国のすべてがコロナの政治か集中する代わりに、そのコロナの不拡散に集中するよう期待する」としています。

新型コロナウイルスが初めて中国で発見、報告されたにもかかわらず、政府がこの感染症の予防に向けた相応しい政策をとったため、同国では他国に比べてこのウィルスによる死亡者数が最も少ないとされていましたが、最近、同国内でコロナが再度広がっていることを受け、アメリカ、日本、韓国、イギリス、フランスが中国からの入国者に対するコロナ検査を強制しています。

 


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