米による中国の気球撃墜で、両国の緊張高まる
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アメリカ本土の上空に進入した中国の気球が米軍に撃墜された事件を受け、両国の間で緊張が高まっています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
2月 05, 2023 16:42 Asia/Tokyo

アメリカ本土の上空に進入した中国の気球が米軍に撃墜された事件を受け、両国の間で緊張が高まっています。

米軍は4日土曜、南部サウスカロライナ州沖で中国の気球を撃墜しました。

アメリカ当局者らは、撃墜されたこの気球が偵察用であったと主張しています。

この事件に先立つ3日金曜、中国外務省はこの気球について「気象などを研究する中国の民間の飛行船」であるとし、「偏西風などの影響で予定の進路から大きく外れた。不可抗力によりアメリカ本土に迷い込んだことを遺憾に思う」と表明していましたが、今回米軍が撃墜という行動を取ったことに、不満の意を表明しています。

フランス通信によりますと、中国外務省は5日日曜に発表した声明において、対抗措置をとる考えも示唆しました。

この中で中国は、「アメリカに対し、無人飛行船が民間のものであり、米本土上空に入ったのは不可抗力で、全く予想外の状況だと何度も伝え、冷静かつ理性的に処理するよう明確に求めた」とした上で、「米側が武力を使用したことは明らかに過剰な対応であり、国際的な慣例に著しく違反している。中国側は関連する企業の正当な権益を断固として守ると同時に、必要な反応を行う権利を留保する」としました。

中国のシンクタンク・Shanghai Centre for RimPac Strategic and International Studiesのネルソン・ウォン副所長は、撃墜された中国の気球をめぐるアメリカの騒ぎに反応して、「中国にはすでに十分な数の衛星がある。偵察をしたいなら、なぜわざわざ大きくて目立つ気球を使う必要があるのか?」と指摘しました。

一方、アメリカのバイデン大統領はこの件について「できるだけ早く撃ち落とすよう指示していた」とし、撃墜が中国との関係に与える影響については答えませんでした。

また、この気球が同じく自国上空を通過したカナダのトルドー首相は、今回のアメリカの行動を歓迎しました。

アメリカと中国の間には、この気球撃墜により新たな緊張が生まれ、4日に出発予定だったブリンケン米国務長官の中国訪問延期も発表されています。

 


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