北朝鮮、14日に「地対地弾道ミサイル」2発発射と発表
3月 15, 2023 15:08 Asia/Tokyo
北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信が15日水曜、北朝鮮の朝鮮人民軍のミサイル部隊で14日火曜に地対地戦術弾道ミサイル2発を発射する「教育示範射撃訓練」を行ったと報じました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国軍は北朝鮮が14日に短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しており、これを指すとみられます。
KCNAが公開した写真によると、短距離弾道ミサイル「KN23」を移動式発射台(TEL)から発射している様子が見て取れるとともに、このミサイルは南西部の黄海南道・長淵から発射され、611.4キロ離れた北東部の咸鏡北道・清津沖の島に命中しました。
北朝鮮のミサイル発射は韓米の大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」に対抗するものとみられます。
北朝鮮は同演習の開始前日の今月12日、潜水艦から巡航ミサイル2発を、また14日には短距離弾道ミサイル2発を発射しました。
13日月曜に始まった同演習は今月23日までの11日間、約20の野外機動訓練を実施し、韓米の連合防衛体制を強化する予定となっています。
北朝鮮は、アメリカとその地域同盟国によるこうした合同軍事演習を、地域の平和と安定をかく乱する元凶とみなし、特にアメリカが北朝鮮に対する敵対を続行する限り、自らの核・ミサイル計画を放棄しないと表明しています。
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