中国;演習は「重大な警告」、台湾総統の訪米に
4月 12, 2023 16:31 Asia/Tokyo
中国が、同国軍の演習を挑発行為に対する「重大な警告」だとしました。
ロイター通信によりますと、中国国務院の台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は12日水曜、台湾の蔡英文総統が米国でマッカーシー下院議長と会談したことに関し、「蔡英文氏は台湾に危険をもたらした。ほぼ完全に米国側につき、台湾を荒波の中に突き落とした」としました。
また、中国軍による台湾周辺での演習は「台湾独立の分離主義勢力と外部勢力の結託と挑発に対する重大な警告」と語りました。
中国は、蔡総統とマッカーシー氏の会談に反発し、台湾周辺で今月10日まで3日間にわたり軍事演習を実施しました。
その後も、中国軍機や艦艇が活動を続けています。
中国は、台湾を自らの不可分の領土とみなし、各国に対しても「1つの中国」の原則の遵守を求めるとともに、台湾との要人の往来や外交・訪問を控えるよう勧告しています。
一方、台湾国防部(国防省)は12日午前、この24時間に中国軍機35機と艦艇8隻の台湾周辺での活動を確認したと発表しました。