中国のGDPが堅調な回復の兆し、1~3月期は4.5%増
4月 18, 2023 18:35 Asia/Tokyo
今年の第1四半期における中国のGDP国内総生産が、堅調な回復の兆しを見せています。
CNNによりますと、中国国家統計局が18日火曜に発表した今年1~3月期のGDP速報値は前年同期比4.5%増と、ゼロコロナ政策撤回後の堅調な経済回復を示唆する数字を示しています。
中国経済は徹底したゼロコロナ政策の下、サプライチェーン(供給網)の寸断や消費支出の停滞など大きな打撃を受けました。
これに伴い、中国の昨年のGDP成長率は3%にとどまり、政府目標の5.5%前後を大きく下回っていました。
しかし、昨年12月に同政策が解除されてから一時的な感染拡大を経て、中国経済は回復の兆しを見せています。
先月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で中国政府が発表した今年の成長率目標は5%前後と、昨年より控えめに設定されました。
堅調な回復傾向を受けて、投資銀行や国際機関は最近、中国の今年の成長率予想を相次いで引き上げました。
ちなみに、IMF国際通貨基金は先週発表したWEO世界経済見通しの中で、中国の成長率を今年は5.2%、来年が5.1%と予想しています。