4月 19, 2023 16:17 Asia/Tokyo
  • 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事
    国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事

IMF国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事が、「中国経済は力強く回復している」とし、「今年の世界経済成長への寄与は3分の1に達し、他国の発展の原動力になる」との見方を示しました。

中国新華社通信が19日水曜、報じたところによりますと、ゲオルギエバ氏は今月13日、IMF・世界銀行2023年春季会合で同日開かれた「グローバル政策アジェンダ(GPA)発表会」で、中国経済の回復を喜んでいるとし、IMFは今年の中国経済の成長率を5・2%と予想していると語りました。

また、去る3月下旬の中国訪問について「大きな収穫を得た」とし、「中国が引き続き改革を深化させ、経済見通しの持続的な好転につなげていることが特に印象的だった」と述べています。

さらに、IMFアジア太平洋局長のクリシュナ・スリニバーサン氏は同日開かれた記者会見で、23年のアジア太平洋地域の経済成長率は中国経済を主なけん引力に4・6%になるとの予想から、22年10月の予測値を0・3ポイント引き上げました。

そして、「中国の新型コロナウイルス対策の見直しや消費の力強い回復の促進は貿易相手にプラスの波及効果をもたらし、アジア地域の成長を後押しする」との見通しを示しています。

中国経済の力強い回復は中国にとって非常に重要なだけでなく、世界にとっても同じように重要な意義があるとされています。

IMFの試算・分析によると、中国の経済成長率は1ポイント上昇するごとに、関連する経済国・地域の成長率を0・3ポイント押し上げるということです。

 


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