スイス上院、台湾との協力決議を可決

スイス全州議会（上院）は台湾議会との協力を強化するとした決議を可決しました。

スイス上院の公式サイトによると、この決議案は賛成97票、反対87票で可決しました。

議会によると、この決定は「一つの中国」原則に対する従来のスイス政府の立場の変更を意味するものではないということです。

決議には、民主主義の強化、地域における平和と安定の強化、台湾とスイス間の経済的、政治的、学術的、文化的交流の促進などといった内容が盛り込まれているということです。

スイス上院ではこの他にも、同国のインフラなどを担う民間企業に中国通信大手・ファーウェイの製品の使用を禁止することを定めた法案が可決されました。同法案は、賛成145票、反対44票で可決され、今後下院での審議が行われます。中国は、台湾を自らの不可分の領土とみなしています。

中国は、台湾における米国とその同盟国の挑発行為、および最近の台湾総統の米国訪問や外国当局者の台湾訪問などの行為が、「１つの中国」の原則に反することを常に強調してきました。

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