台湾外相「中国との戦争勃発なら、他国から支援は求めず」

台湾の呉釗燮外相は、「中国との戦争が起こっても、どの国が台湾を支援してくれるか明らかではない」と述べました。

先月、台湾の蔡英文総統が訪米し、マッカーシー下院議長らと会談したことで、台湾と中国の緊張関係は再度激化しました。中国軍はこれに対抗し、台湾海峡で3日間にわたって軍事演習を行いました。

AP通信によりますと、台湾の呉釗燮外相は1日火曜、「人口2300万人の台湾と14億人の中国との間で戦争が起こったら、台湾が自らを防衛しなければならないが、他国には台湾のために戦うことは求めない」と述べました。

呉外相は、「台湾の運命は戦争なのか？」という質問に、「そうにならないことを望む」と答えました。

台湾問題に関しては、バイデン米大統領が、台湾海峡で戦争が起こった場合、米軍は台湾を防衛すると繰り返し表明しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。