中国が核合意復活努力の加速を要請

中国が、核合意を「正しい軌道」に戻すために外交努力を加速させるよう求めました。

イルナー通信が中国公式情報筋を引用して報じたところによりますと、中国外務省の毛寧報道官は26日月曜の記者会見で、核合意が多極的外交における重要な成果であり、その復活に向けた努力を加速させるよう求めるとしました。

毛寧報道官は、核問題についてイランとアメリカが間接的交渉を行っていると伝えた一部報道をめぐる質問に、「イランとの核合意を正しい軌道に戻す外交努力をさらに増やし、加速させるべきである。なぜなら、核合意はTPNW核兵器禁止条約の推進を助け、西アジアの平和と安定を強固にするからだ」と答えました。

続けて、「核合意は、多国間外交における重要な成果である。そして、残された問題を解決し、核合意を完全に復活させ効果的に実施するための有効な手段は、対話と協議である」と指摘しました。

その上で、「我が国の政府も、核問題の政治・外交的解決に向けた十分な機会や望ましい条件を作り出すため、この問題をめぐる緊張の緩和に役立つあらゆる努力を助けている。焦点がこれまでの協議における合意の維持に当てられ、すべての当事者の法に基づく合理的懸念が、バランスの取れた方法で解消される必要がある」と述べました。

イランは責任を受け入れる国として、「制裁を確実に解除し、将来的にわが国に対し圧力の梃子として用いられるような内容が残らない、永続性ある信頼に足る合意であれば、締結する用意がある」と、繰り返し表明しています。

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