北朝鮮、キム総書記の立ち合いのもと弾道ミサイルを発射
7月 13, 2023 17:48 Asia/Tokyo
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が、「アメリカがわがく国に対する敵視政策を断念するまで、より強力な軍事的攻勢を連続的に取っていく」と、改めて強調しました。
北朝鮮はこれまでに何度も、「米国とその地域の同盟国が緊張を引き起こす破壊的な対北朝鮮行動を止めない限り、わが国も防衛能力を強化する」と表明してきました。
東アジアにおける最近の米による緊張扇動行動としては、去る6月16日に米海軍が巡航ミサイル搭載の原子力潜水艦を韓国・釜山港に配備したことが挙げられます。また今月10日には、アメリカの偵察機が北朝鮮の領空を侵犯しました。
北朝鮮もアメリカのこうした行動に反応し、12日水曜に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の試射を実施しました。
北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信が13日木曜未明に報じたところによりますと、北朝鮮は声明において「今回発射したミサイル・火星18は固形燃料式で、1001.2キロの距離を4491秒(74分51秒)で飛行した」と発表しています。
また、この報道によりますと、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の試射はキム・ジョンウン総書記の立ち会い・現地指導の下で行われたということです。