7月 30, 2023 18:41 Asia/Tokyo

タイ南部の花火倉庫で大規模な爆発があり、少なくとも10人が死亡、118人が負傷しました。

フランス通信が30日日曜、報じたところによりますと、マレーシア国境に近いタイ南部ナラティワット県スンガイコロク地区にある花火倉庫で現地時間の29日土曜午後、大規模な爆発が発生しました。

この事故で、子どもを含む少なくとも10人が死亡し、118人が負傷したほか、まだ建物の下敷きになっている人もいるとみられます。

サノン・ポンガクソルン同県知事の話では、これまでの捜査から倉庫は工事中で、溶接作業での技術的ミスが出火原因とみられています。

火災は鎮火したということですが、周辺の住宅などにも被害が出ています。

現地メディアの映像から、大きな煙が立ち上り、周辺の多数の店舗や住宅、車両が爆風で甚大な被害を受けた様子が確認されており、火災が発生し多くの建物の屋根が吹き飛ばされていることが分かっています。

また、倉庫が破壊され、がれきやねじ曲がった金属となっている様子も捉えられています。

今回の事故について、倉庫から100メートルの場所に住む男性は「自宅で携帯電話を見ていたら、爆音が聞こえ、家全体が振動した。屋根は吹き飛ばされ外が見えた」とコメントしました。

なお、タイでは5日前にも北部チェンマイの花火工場で爆発が起き、11人が負傷したと報じられています。

 


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