8月 15, 2023 21:06 Asia/Tokyo
  • 台湾の次期総統に立候補している頼清徳副総統
    台湾の次期総統に立候補している頼清徳副総統

台湾の次期総統に立候補している頼清徳副総統が、私たちは中国に属していない、と語りました。

イルナー通信によりますと、頼氏はあるインタビューで「台湾は中国に属していない」とし、「台湾という名称変更は決断しておらず、現在の国名は憲法に基づき,『中華民国』である」と述べています。

頼氏は、現状を変えるつもりはないと繰り返し主張しているものの、台湾中国から独立しており、正式名称は『中華民国』であると考えている。同氏はまた、わが国の将来については台湾国民が決定すべきであると主張しています。

また、アメリカの国際情報サイト・ブルームバーグとのインタビューで「台湾は中国に属しておらず、自らの独立を宣言する必要がある」と述べています。

台湾では来年1月に総統選挙が行われますが、既にこの役職を2期務めている現職の蔡英文氏は立候補できないことになっています。

中国は台湾を自国の不可分領土の一部とみなしており、台湾分離を煽り「一つの中国」の原則を損なうあらゆる動きには強力かつ断固たる態度をとると発表しました。しかし、米国は、台湾への軍事支援や武器売却、あるいは自国高官の訪台などの挑発的な行動により、東アジア地域の緊張の高まりを煽ってきました。

台湾の次期総統となる可能性が高い頼氏の、「自らを台湾独立のための現実的な活動家だと考えている」とした発言は、こうした文言を越えてはならない一線とみなす中国政府の感情を逆なでした形となっています。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ