中国・国家安全省が、米中首脳会談の条件を提示

中国の情報機関である国家安全省は、今年11月に予定されている米中首脳会談は、米側が十分な誠意を見せることが条件だとしました。

バイデン米大統領は3日、中国の習近平国家主席がインドで開かれたG20首脳会議に出席しなかったことに失意を表明し、同会議にあわせて習氏と会談する予定だったと述べました。

バイデン氏は米中間の問題の詳細には触れず、11月にサンフランシスコで開催されるAPEC・アジア太平洋経済協力会議で習氏との会談が行われる可能性を示唆しました。

中国国家安全省は4日、SNS上に「『バリからサンフランシスコ』を実現するには米国が十分な誠意を見せる必要がある」と投稿しました。

米中両首脳は、昨年11月にインドネシアのバリ島で開かれたG20首脳会議で会談していました。

国家安全省は、米国が中国に対して二面的な政策をとり、一方では中国に競争をしかけ、一方ではこの競争を抑制したがっているとしました。

中国は米国に対し、両国関係の維持のために具体的な行動をとるよう繰り返し求めています。