北朝鮮がアジア大会出場へ、国際大会へは数年ぶり
9月 14, 2023 17:55 Asia/Tokyo
北朝鮮が、数年ぶりに国際的なスポーツ大会に復帰します。
フランス通信が14日木曜、報じたところによりますと、来週開幕を迎える中国・杭州での第19回アジア競技大会に、計191人の北朝鮮選手団が参加することを大会主催者が明らかにしました。
このことには、3年以上にわたる世界のスポーツ大会からの北朝鮮孤立が解消される準備が整ったことが示唆されています。
公認メディア向けの大会ウェブサイトでは、陸上や体操、バスケットボール、サッカー、ボクシング、ウエイトリフティングなどの競技に出場する北朝鮮の選手が掲載されています。
アジア大会は今月23日に開幕を迎えますが、競技は今月19日から開始される予定で、同日に北朝鮮は男子サッカーで台湾と対戦する予定です。
北朝鮮は新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行発生を受けて、すでに厳重だった国境を閉鎖しており、その影響で、2021年に延期された東京五輪を欠場していました。
これを受けて、IOC国際オリンピック委員会は、2022年北京冬季五輪への北朝鮮の参加を禁止していました。
コロナ危機の発生以来、北朝鮮は国内選手の海外派遣を行っていませんでしたが、最近では国境制限が若干緩和される兆しがあり、先月にはテコンドーの選手団が中央アジア・カザフスタンで行われた大会への渡航を許可されています。
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