米中の対立
香港問題で、米中の板挟みに苦しむ韓国
May 27, 2020 21:42 Asia/Tokyo
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米中の対立
中国による香港への国家安全法制導入の動きに対し、米国が制裁措置を発動する構えを見せるなど米中対立激化への懸念が高まる中、両国が韓国を味方に引き込もうとする動きが本格化しています。
韓国のヨンハプ通信によりますと、韓国は安全保障や経済などに及ぼす影響を考えれば、板挟みにならざるを得ず、対応に苦慮しています。
韓国の外交消息筋は27日水曜、米国務省が先ごろ、韓国を含む主な同盟国や友好国の駐米外交団を対象に、中国による香港への国家安全法導入の動きに対する米国の立場を説明したと伝えました。
一方で、中国の邢海明・駐韓大使は24日、中国メディアとのインタビューで、「中韓は友好的な近隣国として核心問題に対し互いの立場を尊重してきた」とし、「香港問題も例外ではない」と話しています。
韓国政府は国家安全法を巡る米中の動きに対し、公の場で反応を示していません。
韓国外交部のキム・インチョル報道官は26日の定例会見で「香港に関する事案は関心を持って注視している。香港は韓国と密接な人的・経済的交流関係がある」と述べています。
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