中国、「世界秩序の主な脅威は米国」
9月 14, 2020 17:12 Asia/Tokyo
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中国国防省の呉謙報道官
中国は、米国防総省が報告の中で指摘した「中国の軍事能力増強」について否定しました。
中国国防省の呉謙報道官は記者会見で、米国防総省が議会へ提出した報告書「中国の軍事力・安全保障の進展に関する年次報告」についてコメントし、「我が国の軍事的発展は国家の主権、安全保障および発展への防衛であり、他の国を脅威に陥れるためのものではない」と述べました。
さらに、イラク、シリア、リビアおよびその他の諸国で米国がテロに匹敵する軍事行動を展開していることに言及し、「米国こそが地域秩序の混乱の元凶である。国際秩序を乱し、世界平和を破壊していることを示す、数多くの証拠がある」と強調し、一連の軍事行動で80万人以上が死亡、数千万人が難民となることを余儀なくされたと指摘しました。
呉報道官はまた、「国防総省は最近、いかなる証拠も示すことなく、中国が自国の核兵器の改良に取り組んでいるとも主張している」と批判しました。
そして、米国に対し、中国の国防に客観的かつ合理的に対応し虚偽の発表をやめるよう求め、さらに二国間の軍事関係の健全な発展を支持するよう促しました。
両国政府関係者による互いへの批判やけん制は、ほぼ日常的に行われています。
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