UNHCRが海上のロヒンギャ族難民の状況を懸念
(last modified Tue, 23 Feb 2021 08:37:02 GMT )
2月 23, 2021 17:37 Asia/Tokyo
  • UNHCRが海上のロヒンギャ族難民
    UNHCRが海上のロヒンギャ族難民

UNHCR国連難民高等弁務官事務所が、水や食料なしで船でマレー半島の北西側に広がるアンダマン海に逃れ、その多くが病気になっているロヒンギャ族難民の一団を、早急に海から救助するよう求めました。

ロイター通信によりますと、UNHCRはさらに、「この船に乗る難民の一部がすでに亡くなっていることがわかっている。できるだけ早く彼らを洋上から連れ戻すことができなければ、犠牲者の数はさらに増えるだろう。彼らの生命を救いさらなる悲劇の発生を防ぐためには、早急な対処が必要である」としました。

これらの人々は今から10日前、バングラデシュ南東部コックスバザールにある難民キャンプから船に乗り込んだものの、船のモーターのトラブルのために海上で遭難しました。

UNHCRは声明において、「この船が現在いる地点について正確な情報が足りない中、この海域に面する一部の国々に対して救助を要請した。インドの海上警備隊は、この船がアンダマン海と(ベンガル湾の)ニコバル諸島付近の海域で目撃されたとしている」と説明しました。

バングラデシュ当局は、難民キャンプから船が出港したことを知らなかったと主張しています。

ミャンマーでは、2017年8月から起きている同国南西部ラカイン州での政府軍や過激派仏教徒による殺戮と戦争から逃れて、100万人以上のロヒンギャ族イスラム教徒が隣国のバングラデシュに避難しています。

 

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