古代エジプト王のミイラ22体が、パレードで新博物館へ引っ越し
4月 05, 2021 15:01 Asia/Tokyo
エジプトの首都カイロで3日土曜、ラムセス2世やハトシェプスト女王を含む22人のファラオのミイラが、壮麗なパレードで移送されました。
フランス通信によりますと、ミイラは装飾された車両に乗せられ、厳重な警備の下に、考古学博物館から新たな国立エジプト文明博物館までの、カイロ市内の7キロの道のりを移動しました。
経路を歩行者・車両ともに通行止めにして行われたこのパレードは、「ファラオの黄金の行進」と名付けられ、王18人、女王4人のミイラが、古代エジプト風の装飾を施した車両で1体ずつ、時代の古い順に並んで移送されました。
それぞれの王の名前が書かれ、路面の凹凸による影響を防ぐために衝撃吸収材が取り付けられた、金色と黒色に塗られた車両に乗せられたミイラは、予定されていたよりもやや短い約30分の移動で新しい博物館に到着し、21発の礼砲に迎えられました。
2017年から限定的に展示を開始している国立エジプト文明博物館は、今月4日から完全に開館し、ミイラの一般公開は2週間後から始まる予定です。
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