韓国が、初の第4++世代の戦闘機KF-21ポラメを公開
韓国航空宇宙産業KAIが、同国のムンジェイン大統領の立会いのもと、初の第4++世代の戦闘機KF-21ポラメ(はやぶさ)を公開しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、韓国大統領府は11日日曜、「初の第4++世代の超音速戦闘機KF21ポラメ(韓国語ではやぶさの意)の最初のサンプルが今月9日、慶尚南道(キョンサンナムド)泗川市にある航空宇宙産業工場での正式な式典において公開された」としています。
なお、この式典の様子はYouTubeの韓国軍チャンネルで公開されています。
ムン大統領はこの式典において、「我々は、自らの技術を用いて現代的な超音速船動機の製造に成功した。これにより、わが国はこの種の戦闘機の製造技術を持つ世界で8番目の国となった」と述べました。
DAPA韓国防衛事業庁の声明では、「この戦闘機は地上試験の後、2022年に初飛行を行い、この戦闘機の試験・システム開発は2026年までに完了する予定である」とされています。
KF-21ポラメは米ジェネラル・エレクトリックのF414-GE-400Kのエンジンを搭載しており、従来のF-4E(ファントムII )とF-5の改良型のE/FタイガーIIに代わり、さらにF35ライトニングⅡ、 F-15KスラムイーグルおよびF-16C/Dを補足することになります。
韓国軍は今後、この種の戦闘機を段階的に旧式のF-4およびF-5艦隊に取って代える予定であり、2028年には韓国空軍に40機が、2032年までには合わせて120機が導入される見通しです。
一方、ウェブサイトThe Driveによりますと、KF-21ポラメ開発プログラムには総額79億ドルの費用がかけられ、韓国が2030年までに航空産業規模で世界第7位の大国になる計画だということです。
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