インドで、サイクロン直撃による犠牲者数がさらに増加、65人がなおも行方不明
(last modified Thu, 20 May 2021 08:06:49 GMT )
May 20, 2021 17:06 Asia/Tokyo

今週初めにインド西部を襲った大型のサイクロン・タウテによる犠牲者が87人に増加しました。

これに先立ち、インド・マハラシュトラ州でのこのサイクロンによる犠牲者数は17人、負傷者は28人と報じられていました。

米CNNが、インド・ニューデリーから報じたところによりますと、インド西岸を襲った過去最大規模のサイクロン「タウテ」は今月17日夜、西部グジャラート州に上陸して、破壊的な被害をもたらすととも、に少なくとも40人が死亡しています。

タウテはアラビア海で発生し、マハラシュトラ州の金融拠点ムンバイを襲った後、グジャラート州に到達しており、沿岸部の低地では、強風や豪雨の影響で上陸前から洪水などの被害が発生していました。

ONGCインド石油天然ガス公社が運用する艀(はしけ)には、サイクロンの影響で17日に沈没したとき、乗員261人が乗っていました。

同報道官によりますと、海軍は乗員188人を救出して22人の遺体を収容しており、軍用機や軍用ヘリなどで、サイクロンの進路にあった石油掘削リグや船舶の人員など、依然行方不明の65人の海上捜索を進めています。

インド海軍は今月18日、救援作業が非常に難航していることを明らかにしており、また高波と強風のために人命救助が妨害されています。

インド気象局は、今回のサイクロンがが時速175キロメートルの速度でグジャラートに到達すると予測していました。

 

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