韓国高裁、慰安婦訴訟の控訴審判決を来年5月に
6月 23, 2021 22:20 Asia/Tokyo
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旧日本軍の慰安婦被害者
旧日本軍の慰安婦被害者や遺族が日本政府を相手取り損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、韓国のソウル高裁は判決期日を来年5月26日と暫定的に決定しました。
韓国・聯合ニュースによりますと、ことし11月25日に第1回口頭弁論を開き、来年1月27日と3月24日に1回ずつ弁論を開きます。法曹界が23日、明らかにしました。
これは慰安婦被害者らが韓国で日本政府を相手に起こした2件目の訴訟で、ソウル中央地裁は今年4月、被告が国または下部の行政組織の場合には外国の裁判権から免除されるという国際法上の「主権免除」を理由に慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんら原告の訴えを却下しました。これを不服として、一審の原告20人のうち15人が控訴していました。
被告の日本政府はこれまで訴訟に対応しない姿勢を貫いており、今回の決定どおり裁判が進むかは不透明です。
別の慰安婦被害者らが原告となった1件目の訴訟では、今年1月にソウル中央地裁の別の判事が主権免除の適用外として日本政府に賠償を命じる一審判決を出しました。日本政府が対応しなかったため、この判決は確定しています。
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