五輪に合わせた韓国大統領訪日見送りへ
7月 19, 2021 18:28 Asia/Tokyo
韓国のムン・ジェイン大統領が、東京五輪中に日本を訪問しない方針を決定しました。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国大統領府のパク・スヒョン国民疎通首席秘書官は19日月曜、会見し、「韓日両国政府は東京五輪を機に韓日首脳会談を開催する可能性を念頭に、両国間の歴史懸案に対する進展と未来志向的な協力方向について意味ある協議を行った。相当の理解のアプローチがあったが、首脳会談の成果とするには依然不十分だった」と述べています。
また、「そのほか諸般の状況を総合的に踏まえてこうした決定をした」と説明していますが、諸般の状況とは、防衛白書での領有権主張や在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使が韓国メディアとの懇談で不適切な発言をした問題などを意味するとみられています。
これにより、ムン大統領と菅義偉首相による首脳会談は見送られることになりました。
パク秘書官はまた「東京五輪は世界の人たちにとって平和の祭典であるだけに、日本が安全かつ成功裏に開催することを希望する」とコメントしています。
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