視点
間違いと証明された米への信頼
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アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領とバイデン米大統領
アフガニスタンにおいて反体制派組織タリバンが政権を握りつつあることは、同国の政治家らがアメリカ政府を信用したことの間違いを、またしても証明しました。
数年前、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は、アメリカを信頼し、同国の要求を国内や隣国において実施すべく奔走しました。しかし、アメリカは軍を撤退させ、自身に追従していたガニー政権をその反対勢力の大群の前に置き去りにしたのです。実際、米軍撤退の発表は、ガニー政権とその同盟軍を弱体化させ、タリバン増強の下地を作りました。
ガニー政権はアメリカを信頼した結果、タリバンに対して敗北し、政権をこの反体制勢力に明け渡すことになりました。
注目すべきは、ガニー政権の同盟国だったはずのアメリカが、アフガニスタン次期政権との関係構築を望む国々に名を連ねていることです。
これ以前にも、自分がアメリカの同盟相手だと思い込んで、同国を誤って信頼してしまった政治家は数多くいます。南コーカサスの国・ジョージア(旧グルジア)のミハイル・サーカシビリ元大統領は、アメリカ大使館の支援と多数の国民からの票で2003年に大統領に就任しました。しかし、アメリカの度重なる要求、特に反ロシアの行動指令を実行していくうちに、CIAの手先と化していきました。サーカシビリ氏は2014年、ジョージア政界で名実ともに失脚し、ウクライナへの亡命を余儀なくされました。
米政権高官らによるアフガニスタン政府関係者への裏切りは、多くの専門家からの否定的な反応に直面しています。例えば、トルコ祖国党党首で高名な識者でもあるドウ・ペリンチェク氏は、アメリカの帝国主義的政策の失敗を批判して、「アメリカがアフガニスタンで取った立場は、同国が信頼に値しないことをまたしても証明した」と強調しています。
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