アフガン首都での爆弾テロ犠牲者数が170人に増加
(last modified Fri, 27 Aug 2021 15:40:39 GMT )
8月 28, 2021 00:40 Asia/Tokyo

アフガニスタンの首都カーブルで発生した爆弾テロ事件の犠牲者数が170人に増加しました。

IRIB通信がカーブルから伝えたところによりますと、複数の報道ではカーブルで26日木曜午後に発生した2つの爆破テロ事件で、少なくとも170人が死亡し、このうち13人がアメリカ兵だったとされています。

また、これらの事件でおよそ200人が負傷したということです。

今回の事件に関しては、テロ組織ISISが犯行を認めています。

アフガニスタンで最近政権を掌握した勢力・タリバンの在カタール・ドーハ政治事務所のムハンマド・ナイム・バルダク報道官は、「カーブルで今回発生した爆破テロ事件の責任は外国軍にある」とし、カタール国営衛星通信アルジャジーラに対し、「空港の警備は外国軍の手に委ねられており、彼らは2つの過ちを犯した。1つは、多くの人を集めたこと、2つめはこのような攻撃を防ぐための検査・監視の便宜可能性がなかったことだ」と語りました。

これらの爆弾テロは、タリバンがカーブルに入って以来初めてのことで、米軍のアフガン撤退の期限としてバイデン米大統領が定めた8月31日が近づいている次期に発生しました。

欧米諸国は、タリバンのカーブル入りと同時に、数千人ものアフガン人への滞在査証を発給することを明らかにしていました。

ここ数日、カーブル空港周辺はアフガン出国を求める多数の群衆があふれています。

 

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