豪絶滅種「タスマニアタイガー」 が、映像カラー化により再現
9月 08, 2021 19:42 Asia/Tokyo
オーストラリアとニューギニア島にかつて生息し、絶滅したフクロオオカミ(別名:タスマニアタイガー)の飼育下の最後の個体を捉えた約90年前の映像がカラー化され、鮮やかに再現されました。
フランス通信が8日火曜、報じたところによりますと、約85年前に絶滅したフクロオオカミは肉食の有袋類で、姿はオオカミに似ていますが、トラのようなしま模様からタスマニアタイガーとも呼ばれています。
NFSA国立映像音声資料館は、フクロオオカミの希少な現存映像のうち最も長いもので、最後の個体とされる「ベンジャミン」を映した1分20秒の映像をカラー化したと発表しました。
同館は、フランス・パリにある専門スタジオ「コンポジット・フィルム」のサミュエル・フランソワスタイニンガー氏に依頼し、同氏が200時間以上かけてこの映像をカラー化しています。
カラー化された映像には、薄茶色の毛皮をもち、背には濃い色の太いしまがあるフクロオオカミが狭いおりの中を歩き回ったり、寝そべったりする様子が映っています。
ベンジャミンが1936年9月7日に死んだことから、オーストラリアでは9月7日は「絶滅危惧種の日」に指定されており、今回カラー化された映像はこの日に合わせて公開されました。
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