タリバンが、アフガン領空侵犯について米に警告
9月 29, 2021 19:34 Asia/Tokyo
アフガニスタンの現支配勢力・タリバンが、同国の領空侵犯についてアメリカに警告しました。
イルナー通信によりますと、タリバンは28日火曜に声明を発表し、「アフガン上空での米軍無人機の違法な飛行や領空侵犯が続くようであれば、米政府は代償を支払うことになる」と警告しました。
タリバンは、アメリカの行動に対して具体的にどのような代償があるのかは明らかにせず、「米国は、あらゆる国際法や、(2019年末の米・タリバン間の)カタール・ドーハ合意にもとづく約束を破ってきた」としました。
先月、アフガン首都カーブル市内の住宅を米軍が空爆したことで、子ども7人を含む民間人10人が死亡しました。
アメリカとその同盟国は2001年、テロとの戦いとアフガニスタンにおける治安確立を名目に同国へ侵攻しました。この占領は、内戦、衝突、アフガニスタンの経済基盤の破壊の原因となり、治安悪化、テロ、麻薬の生産も増加しました。
米軍は結局、20年間のアフガン占領の末、今年8月末に醜態をさらしながら同国から撤退しました。
タリバンは、先月15日からアフガンの政権を掌握しています。
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