インドで、外国人観光客受け入れ再開も大気汚染が悪化
11月 17, 2021 20:26 Asia/Tokyo
外国人観光客の受け入れを再開したインドで、大気汚染が悪化しており、タージマハルなどの観光名所にもスモッグが立ち込めています。
フランス通信が17日水曜、報じたところによりますと、北インドでは毎年特に冬季に大気汚染が悪化し、野焼きや車の排ガス、工場のばい煙が混ざり、都市全体が黄色がかった煙霧に覆われます。
昨年3月以降閉鎖されていたインドの観光名所の1つ・タージマハルでは16日火曜、数百人の観光客の姿が見られました。
敷地内では、観光客は大理石の表面に触れないよう求められるなど厳格な感染対策が取られています。
オーストラリア人観光客のラクラン・マゼールさん(33)は「インドは少し汚くて、空気の質も最高というわけではないことはみんな分かっている」と述べています。
この観光名所には、コロナ禍以前は1日当たり2万人が訪れていました。
インドでは、ここ数日の大気汚染は今年最も深刻な状況となっており、同国政府の統計によりますと、今月15日の微小粒子状物質(PM2.5)の1立法メートル当たりの濃度は160マイクログラムと、WHO世界保健機関が基準とする濃度上限を大幅に上回った。
インドは今月15日、約100か国を対象に1年8か月ぶりに観光客の受け入れを再開した。
しかし、同国の観光業界関係者の話では、航空券が高額な上、英国や中国などからの入国は引き続き制限されており、需要は伸び悩んでいるということです。
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