インド人実業家が、最愛の妻のためにタージマハルのレプリカを建設
11月 27, 2021 18:22 Asia/Tokyo
愛と歴史を重んじるインド人実業家が、世界でもっとも有名な夫婦の「愛の記念碑」を模倣し、最愛の妻のためにタージマハルのレプリカを建てました。
フランス通信が27日土曜、報じたところによりますと、タージ・マハルの本物は首都ニューデリーの南方アグラにあり、17世紀にムガール帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、出産が原因で死亡した妻のムムターズ・マハルの霊廟として建設したものです。
インド人実業家のアナンド・プラカシュ・チョクシーさん(52)がレプリカを建てたいきさつに悲劇的なエピソードはなく、妻は健在で、建設プロジェクトの相談にも乗っています。
チョクシーさんは「妻の唯一の要望は、瞑想室だった。妻によれば、建物のドームの影響で環境が変わり、ポジティブなエネルギーがたくさん生じるそうだ」と語りました。
また、「タージマハルに使われたものと同じマクラナ産の大理石を使った」、「平和と宗教間の調和のメッセージを伝えたい。どこも憎しみがあふれているが、愛は人生のすべての問題を解決する。タージマハルはその象徴だ」としました。
なお、このレプリカはニューデリーから800キロ離れたブルハンプルに建てられており、レプリカの大きさは本物の約3分の1で、建築には本物よりも十数年短い3年、費用は1500万ルピー(約2300万円)かかったということです。
さらに、メインドームの上にインド国旗を掲揚し、建物を囲む四つのミナレット(塔)にはインドの信者数上位4宗教のシンボルを入れる計画です。
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