解任されたパキスタン首相が、市民に抗議デモ開催を要求

パキスタン首相を解任されたイムラン・カーン氏が、自国民に抗議デモの開催を求めました。

IRIB通信によりますと、パキスタン議会は10日日曜未明、賛成174票でカーン氏を解任しています。

一部のアナリストは、カーン氏の解任をパキスタン政府に対するアメリカとサウジアラビアの政治的なソフト・クーデターだとしています。

カーン氏はパキスタン国民に対し、本日10日に外国の陰謀に抗議する平和的な抗議デモを開催するよう呼びかけました。

また、パキスタン軍司令官が解任のために働いた、あるいは直接カーン氏に辞任を迫ったとするうわさを否定し、「パキスタンや政府に対するアメリカの陰謀についての機密文書を公開し、その一部写しを最高裁や軍司令部提供する」としています。

そして、「アメリカは西側諸国とともに、ロシアや中国との関係を理由に我が政権を権力から下ろそうと工作してきた。こうした工作は、地域での米国の政策に私が反対していることに対するアメリカの怒りの表れである」と語りました。

カーン氏はこれ以前にツイッターで、「私は、独自の外交政策を取って独立し、国内での外国軍基地の設置に賛同しなかったことを理由に解任された」と述べています。

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